2024年最新の最低賃金が発表されました。
年々上がり続ける最低賃金ですが、都道府県別にマップで見るとどのような傾向があるのでしょうか?
10円刻みでグループ分けしてみます。
1160円~
東京(1163円)
神奈川(1162円)
1110円~
大阪(1114円)
1070円~
埼玉(1078円)
愛知(1077円)
千葉(1076円)
1050円~
京都(1058円)
兵庫(1052円)
1030円~
静岡(1034円)
1020円~
三重(1023円)
広島(1020円)
1010円~
滋賀(1017円)
北海道(1010円)
1000円~
茨城(1005円)
栃木(1004円)
岐阜(1001円)
990円~
長野(998円)
富山(998円)
福岡(992円)
980円~
山梨(988円)
奈良(986円)
群馬(985円)
新潟(985円)
石川(984円)
福井(984円)
岡山(982円)
和歌山(980円)
徳島(980円)
970円~
山口(979円)
宮城(973円)
香川(970円)
960円~
島根(962円)
950円~
鳥取(957円)
愛媛(956円)
佐賀(956円)
山形(955円)
福島(955円)
大分(954円)
青森(953円)
長崎(953円)
鹿児島(953円)
岩手(952円)
高知(952円)
熊本(952円)
宮崎(952円)
沖縄(952円)
秋田(951円)
最高値は東京都で1163円、最低値は秋田県で951円でした。
この差は1時間あたり212円で、1日8時間で月20日間働くとすると
1日で1696円、1か月間で33920円、1年間で407040円の差となります。
こちらが47都道府県の順位を上から順番に上位16(赤)、中位16(緑)、下位15(青)の3つで色分けした図です。
面白いことにちょうど上位グループ(赤)になる16都道府県が1000円超えで、下位グループ(青)になる15県が950円台でまとまりました。つまり、中位グループ(緑)が1000円も超えておらず、一番低い950円台でもないグループとなります。
〇上位グループ
全体観として東京、大阪、名古屋の3大都市とその周辺です。
関東地方は1都3県と茨城と栃木で、群馬のみ入りませんでした。
東海地方は愛知、静岡、岐阜、愛知と全てが入っています。
近畿地方は大阪と隣接する京都と兵庫ですが奈良は入らず、東海地方の間にある滋賀が入っています。
北海道と広島はそれぞれ札幌市と広島市という大都市がある影響もあってか上位グループに入っています。
〇中位グループ
全体観としては言ってしまうなら上位にも下位にも属さない県です。
大都市がある宮城と福岡、3大都市からほどほどの距離の県が並びました。
ちなみに山陰2県は鳥取は900円から957円(+57)に、島根は904円から962円(+58)に引き上げられ、島根は960円台になって中位グループになりました。徳島は引き上げ目安額50円に対して34円上乗せして84円の引き上げになりました。
〇下位グループ
全体観としては大都市を持たない東北地方と四国地方と九州地方(沖縄含む)の県です。
東北地方と九州地方に関しては大都市がある宮城と福岡を除いて全てが下位グループです。
四国地方も四国の中心都市である高松市がある香川、異例の引き上げを行った徳島以外の2県がこのグループになりました。鳥取は引き上げたものの960円台に乗らずだった結果のように思われます。
色分けしたマップで全体観を見てみて
大都市とその周辺の都市>大都市にそこそこ近い都市=地方の中心都市>地方都市
こういった構図になっているように思われます。
都市は最低賃金が高い分物価も高い傾向があります。どうせなら最低賃金も高く物価も安い県に住みたいですね。
最後に見にくいですが、10円刻みで色分けした地図も載せます↓